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合板箱/LVL箱

通常、木材で作った木箱(梱包箱)を海外へ輸出しようとする場合、使われている木に病害虫が寄生している危険があるため、国際貿易における木製梱包材料の規制ガイドライン「ISPM NO.15」に則り、燻蒸処理を行わなければなりません。
燻蒸処理をおこなうことで、植物を加害する病害虫が新たな国や地域に侵入・蔓延することを防止し、その国(地域)の農業や緑の資源を守ることになります。
しかし、非木材で作った合板箱(LVL箱)を使うことで、燻蒸処理が不要になります。

合板箱・LVL箱はなぜ燻蒸処理が必要ないのか?
LVL材による梱包(すべて合板)

LVL材による梱包(すべて合板)

合板とは、木材を薄く広く層にしたものを目の方向を変えながら何層にも接着で張り合わせ、一定の強度を持たせた1枚板のことを言います。
LVL材は単板積層材と言いまして、これは薄くカットした単板を何層にも接着して角材にしたものです。
この2種類は、製造方法はどちらも接着による張り合わせで出来て入るのが特徴で、加工品となるので梱包の際の輸出検疫規制上は両方とも非木材扱いとなります。
その為、燻蒸処理が必要ないのです。

合板箱・LVL箱の強度って?

ただし、やはり燻蒸(薫蒸)が必要ないといっても張り合わせ板なので強度的には限界があります。2~3トンを超えるよな重量になってくれば合板より燻蒸(薫蒸)材を使用するのが一般的です。

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