ノルウェー向けの木製梱包材に関する情報

International Standards for Phytosanitary Measures ISPM REPORT No.06‐39
北欧のノルウェーは何故かEUに加盟していません。そのため、当協会のISPM メンバーの皆様からよく質問が来ます。農林水産省の植物防疫所Web サイトには次のように記載されています。（１０月６日現在）

一方、欧米、中国、豪州などの検疫局サイトにはノルウェーをISPM No.15準拠国とは記載していません。また、同国はWTO へのSPS通報を行ったとの記録もありません。(ISPM No.15 による輸出認証システムは確立しています。)
そんな訳で、同国検疫局に昨日問い合わせの結果、本日次のような返事が返ってきました。

ノルウェーでは木製梱包材の輸入に関してISPM No.15の要求事項を規則化していません。ただし、２００７年中には導入する予定です。規制の開始日はWTO を通じてお知らせいたします。日本からノルウェー向けの木製梱包材は、ここにある規則の付表4A, No 1.2に従う必要があります。

手短に言えば、「木材は樹皮がないこと、害虫および虫孔がないこと、製材時に含水率20％以下のこと」などですが、 検疫現場ではISPM No.15基準を満たしていれば十分なようです。農水省サイトの説明にあるように、ISPM No15 マー キングで100％安心して出せるように、一日も早い確認が来ることを願っています。

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